ハイブリッドカーのバッテリーは修理できます!
ハイブリッドシステムの警告灯が点灯したら、ユニットごとバッテリーを交換しなければいけないと思われていませんか?
実は内部を診断して故障の原因箇所を突き止めれば、最小限の修理で済むこともあります。
プリウスに精通した中古車専門店のH&Mでは、ハイブリッドカーのバッテリー診断・修理も承っております。
バッテリー故障の原因とは
実は、ハイブリッドバッテリーは小さなバッテリーの集合体。トヨタのハイブリッドカーだと20?40個ほどが2個1組となり、それぞれが車のECUで電圧管理されています。この電圧にばらつきがあるとバッテリーの異常として検出され、制御システムがシャットダウンしてしまいます。このユニット内電圧のばらつきを改善することで、バッテリーの寿命を大きく伸ばすことができます。
また、バッテリーはリレー回路や接点が非常に多く複雑な構造になっているため、年数が経つとゴミやホコリがたまりトラブルの原因になることもあります。すぐには表立った不調として現れなくても、腐食が進んだり、回路のトラブルに繋がったりして故障の原因となります。
こうした不調を未然に防ぐメンテナンスは、大切な愛車を長く乗るためにも定期的に行うことをオススメします。
ハイブリッドカーの交換時期
ハイブリッド車で特に重要なのは「駆動用バッテリー」になります。駆動用バッテリーにはニッケル水素電池やリチウムイオン電池が使われており、非常に寿命が長いことが特徴です。
駆動用バッテリーは進化し続けており寿命も10年以上といわれています。しかし実際には、走行距離15万kmから20万kmが寿命の一つの目安とさています。
ハイブリッドカーバッテリーの寿命が近づいている兆候
駆動用バッテリーはエンジンに直接影響を与えるため、バッテリーの不調の多くは「燃費」に現れることがあります。バッテリーが弱くなると充電や放電がうまくいかなくなりますので、ハイブリッド車の最大の利点である燃費が悪くなります。そういった場合は寿命が近づいているかもしれませんので修理・交換をおすすめします。
適切なバッテリー診断と修理でコストを抑える
エコカーの心臓部ともいえるバッテリーは複雑な構造のため、適切な修理にはハイブリッドカー専用のバッテリー診断機が必要です。走行しながらバッテリーの電圧や温度、またその変化を計測します。これによりシステム内部、バッテリーの状態や異常箇所がわかります。
一部の不調でユニットごと交換してしまうと、故障規模に対してのコストアップは避けられません。そこで当店では、ユニット内の使えるバッテリーはそのまま使い、劣化した箇所だけを交換するリビルトサービスを行っております。使えるバッテリーは定量放電の後、再生充電をしてリフレッシュさせます。並行して消耗品である電極プレートなどもクリーニングし、全てのバランスを整えて組みなおすため、新品に近い状態に仕上がります。
多くのハイブリッド車を扱う当店だからこそ、適切な診断・修理には自信を持っております。