みんな気になるハイブリットカーのメリットとは
今や、車選びの選択肢の1つとしてスタンダードなものとなりつつあるハイブリッドカー(エコカー)ですが、実際にどのような車であるのかがわからない、という方も多いでしょう。ハイブリッドカーとガソリン車にはどのような違いがあるのか?そして、どんなメリットがあるか? といった点について、福岡のプリウス中古車専門店H&Mがお伝えします。
ハイブリッド(Eco)カーとガソリン車の違いとは?
「燃費の良い車と言えばハイブリッドカー。それは知っていても、普通のガソリン車との違いがイマイチわからない……」という方も多いでしょう。ガソリン車は言うまでもなく、従来のガソリンのみを燃料とする車のことを指します。それに対してハイブリッドカーとは、ガソリンのみでなく電気の力も使って走行することのできる車のことです。電気によるサポートがあることにより、ガソリン車よりも消費するガソリンの量が少なくなるため、圧倒的な低燃費を実現できるのが大きな特徴です。
具体的な数字でチェックしてみると、一般的なガソリン車の燃費は10~15km/Lほどであるのに対して、ハイブリッドカーの定番として人気があるトヨタのプリウスの場合、29.6km/Lという超低燃費です。その差はなんと2.4倍にもなりますので、一般的なガソリン車と比較した際、同じ距離を走行しても、給油の回数は2分の1以下で済んでしまいます。ガソリン車で月に2回(1回の給油に5000円)として計算すると、なんと年間で約6万円もの差が出るのです。
Pick up!知っていますか?「ハイブリッドカー」と「エコカー」の違い
ハイブリッドカーとは別に、エコカーという言葉を耳にされたことのある方も多いでしょう。その違いについてご存じでしょうか?
ハイブリッドカーは前述の通り、ガソリンと電気を併せて使用することによって低燃費を実現している車のことを指す言葉です。それに対しエコカーは、燃費はもちろん、大気汚染物質などの排出量が少なく、環境に優しい車のことを総称する言葉です。「低公害車」や「環境対応車」なども、このエコカーに含まれます。ハイブリッドカーも、もちろんこのエコカーに含まれますが、より幅が広く、電気のみで走行可能な電気自動車や、天然ガス自動車、そして水素自動車などもエコカーと呼ばれています。
ハイブリッドカー誕生の背景と、代名詞にもなったプリウス
車はガソリンで走るのが当たり前……約20年前まではそれが常識でした。しかし近年では、原油価格の高騰や環境問題などから、ガソリン以外の燃料で走行することのできる車の必要が叫ばれています。しかし、電気自動車は充電できる場所を確保することが困難ですし、ガソリン車と比較するとパワーが不足してしまう、という問題がありました。
そこで、誕生したのがガソリンと電気を併用して走行できるハイブリッドカーです。一般的なガソリン車と同じ感覚で利用できる上、圧倒的な低燃費を実現できる車として、注目を集めました。
そんなハイブリッドカーの先駆けとして登場したのがトヨタのプリウスです。見た目はスタイリッシュなセダンタイプですが、燃費性能は従来のガソリン車の倍以上を実現し、大ヒットを記録しました。現在でもプリウスは進化を続け、燃費性能はもちろんのこと、乗り心地や走行性能も着実に向上しています。今や、このプリウスをはじめとしたハイブリッドカーは日本の自動車のスタンダードとなったとも言えるでしょう。
ハイブリッドカーが持つメリット
ハイブリッドカーの最大のメリットと言えるのが、圧倒的な低燃費です。一般的な同等サイズのガソリン車と比較すると、倍以上の燃費性能を誇ります。プリウスのように、ハイブリッドカーとして専用に設計された車種であれば、さらに燃費効率が良くなりますので、毎月の燃料費を大幅にカットすることができます。さらに、エコ性能の高いハイブリッドカーの場合、「グリーン投資減税」の対象になっていますので、さらなるコストカットにも期待ができます。
また、現代に生きる私たちにとって環境問題は決して無視することはできない問題です。ハイブリッドカーはエコにもつながります。電気のみで走行している間は一切有害物質が排出されませんので、普段の生活の中で環境問題解決へ貢献できます。これも大きなメリットのひとつです。
気を付けたいハイブリッドカーのデメリット
ハイブリッドカーはガソリン車と比較すると、どうしても車両価格が割高になってしまいます。車種によっては、その差額が100万円以上となってしまうことも。もちろん、技術の進歩によって価格は下降傾向にありますが、当面の間は通常のガソリン車よりも割高であることは変わらないでしょう。
しかし、ハイブリッドカーは燃料費などのランニングコストがとても低いことから、長く走行すればそれだけコストダウン幅は大きなものになります。車両価格の差額にもよりますが、一般的に年間の走行距離が2万kmを超えれば、ハイブリッドカーに乗り換えたことによるコスト面でのメリットをはっきりと実感することができるでしょう。購入時のひとつの目安として、ぜひ覚えておいてください。
ハイブリッドカーへの買い替え
実は今こそ、ハイブリッドカーへの買い替えをすべき時期である、と言われています。前述の通り、ハイブリッドカーはガソリン車と比較すると、車両価格が割高になりますが、普及が進んだことによって、その差額は小さなものとなりつつあります。また、ハイブリッドカーが世に登場したばかりのころと比較すると、性能も格段に向上しています。
ガソリン車との車両価格の差額は小さくなり、性能の向上によってランニングコストの差は逆に大きなものとなっていることから、ハイブリッドカーへの買い替えによるメリットをより強く実感することができるでしょう。
また、最近ではハイブリッドカーの中古車市場も充実してきています。新車を購入する場合はどうしても初期費用が気になってしまい、それをペイするにはどれだけ乗ればいいのだろう? といった計算をしてしまうかもしれません。しかし、中古車であればそもそもの本体価格が割安になり、乗った分だけランニングコストに差が出ます。これからハイブリッドカーの購入をご検討される方は、ぜひ中古車にも目を向けてみましょう。